投稿者 midorihoshino | 9月 25, 2008

焚き火で灯りを確保する村人たち

電気でも灯油ランタンでも明かりを灯せないとしたら、どうしますか?残す方法は焚き火です。家の中で火をおこし、明かりを灯すのです。しかしこの焚き火も適した方法とは言い難いのです。

インドの農村ではレンガか土、コンクリートで出来た、屋根は瓦か藁葺きの家が多く見られます。広さは2人から4人が横たわれる程の大きさが一般的です。そんな狭い空間での火の使用は火災の原因にもなりますので、火の使用中は火の番を置く必要があります。

また狭い空間での焚き火ですので部屋に煙が充満し、その煙を吸って深刻な健康被害を被る人々が大勢います。砂漠地帯が広がるラジャスターン州の村では燃料の為の木材を用意するのは容易ではないので、木材以外も燃料として使用されます。プラスチックを含めたゴミや残飯、牛や人の排泄物なども燃料に使用され、これらから発生する有毒ガスにより子供から大人まで多くの人が急性気管支炎や慢性気管支炎などの疾病を抱えているのです。

少ない木材資源の燃料使用による森林破壊も深刻な問題となっています。インドで毎年多くの人々の命を落とす洪水や解決の糸口が見えない干ばつも、森林の減少が起因しています。木材伐採による森林破壊や、プラスチックなどの燃料から出る有害ガスを含め、焚き火も適した照明方法とは言えないのです。


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