夜遅くなった帰宅時に、遠くに見える我が家に明かりが点いているのを見るとほっと心が温まる。自分を待ってくれていた家族の出迎えと暖かい室内の空気。そして部屋のスイッチ一つで一瞬にして部屋の隅々まで電灯の光が行き渡る私たちの日常。電気のある生活のお陰で、私たちは何不自由ない生活を送っています。
もし停電になったら?
最近日本ではめっきり停電が少なくなりました。停電になっても復旧は早く、あまり不自由を感じることは多くないですが、もしも数時間に渡る停電だったら・・・。数ヶ月に1回の停電ではなく、日常的に起こる停電だったら・・・。
インドでは未だに電力不足が問題となっており、都市部でも停電が日常的に発生しています。大企業や病院、工場などは自家発電によって停電してもさほど影響はありませんが、頻発する停電は中小企業や一般家庭に大きく影響を及ばします。
都市部から離れた小さな村ではさらに状況は悪化し、停電が数日間にわたって続くこともあります。電気が特に必要となる夜間はより電力供給が不安定になり、帰宅後の真っ暗な室内での活動が制限されているのです。
電気の支払いはどのようにしていますか?日本でしたら郵便振替、コンビニ振り込み、クレジット払いなど生活パターンにあわせて決めることができます。
もしも60km先まで電気代を支払いに行かなければならなかったら…
インドのラジャスタン州の首都、ジャイプールから430km離れたところにソーイン(Sooeen)という小さな村があります。この村に住む人々は2ヶ月分の電気代を支払うために60km離れたランカルサールという町まで行かねばなりません。電気代の請求書も郵送されることもあれば、その町まで取りに行かねばならぬこともあるのです。旅費を含め、時間の浪費に村人は頭を抱えています。このため電気が通っていても、電気による照明の使用が不可能だったり他の方法によって灯りを確保しているのです。
電気が通っていないか、または安定した電力を得ることができない人は約4億5千万人。ソーラーランタンの導入により、不安定な電力からの解放、そして遠く離れた町までの支払いといった金銭、時間の浪費を解消できるのです。